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’70’80年代のロック&ポップのカバーバンドIKNOSAのMember's Diary


by gogoiknosa

インフルエンザに掛かった!

あの日、3才年上の女性上司とランチしたのがいけなかった。

その上司がインフルエンザで一週間休むと職場に連絡があってから
3日後。35年ぶりに発熱(私は熱を出さないタチなのだ)。
まわりがどんなにインフルに掛かっても感染したことがなかったのに
あの女ボスの菌はその仕事ぶりと同様に凄いものがあったってことだ。

40度近い熱は生まれて初めてだったかもしれない。
体温計ではかるたびにどんどんあがっていくので
さすがに不安になった。
節々も痛いし、眠りの浅い時間が続いた。

平熱になったのは4日目。
最初の診断で一週間は休むように言われたとき、
正直言って「やったね~」と小躍りした。

丈夫な私のことだから、後半は体調もすっかり良くなるだろう。
何して楽しもうかなぁ、映画に美容院にゆっくりPCのお気に入りサイト覗いて・・
計画は頭の中ですっかり出来上がっていた。


ところが・・・
平熱になったというのに、ぜんぜんスッキリしてこない。
頭はふわふわした感じで歩いてもふらついてしまう。
なにこれ?!
びゅーんと外に飛び出して行く気力がまったく湧いてこない。

これは上司の菌の強さか、それとも歳のせいか?
考えても仕方が無いので、布団の中でDVDを観ることにした。


「駅」「明日の記憶」「TOP GUN」
韓国ドラマ「ファン・ジニ」などなど
(一度観たものも何回も観たものも色々・・)(脈絡ないなぁ・・)笑

その合間にTVに切り替え、ニュースを見たり
15:57になると「眠れる森」の再放送を見たりした。
(これは大好きだったドラマ。良く出来ているのよね)


そうして一週間、復帰の予定だったのに
咳が残っていたためにあと少し休みを延長することになった。
その間にゴルフの練習やウォーキングをして、
体調をもとにもどそうとしたのに・・やはり元気がでない。

体全体がだる~~い!
復帰が遅~~~い!
高熱が出たことよりも、そっちのほうがショックだった。


せっかく多めにとれた休みなのに
このまま何も副産物なしで仕事に戻るだけじゃ
あまりに悔しい。

外は雪が降り出していた。もう積もり始めている。
大丈夫!スタットレスにしてある。


雪、雪、そう雪には恋愛映画がいい。
原作は読んでいた。
巷ではかなりの酷評が寄せられていることも知っていた。
だからよけい観たくなったのかも。

館内は予想通り空いていて、
思いっきり自分だけの時間が嬉しい。

原作と違うストーリーの違和感、説明不足のところがあるけれど、
こってこてに説明されるよりずっと良い。

「いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない
孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい
愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある
どんなに愛されても幸福を信じてはいけない
どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない
・・・・・・・・・・」

ふ~ん、いいんじゃない?辻氏が書きそうなフレーズ。


映画のあと、スーパーに寄り買いたかったスパイスを
何種類もカゴに入れた。

外に出ると停止線は完全に見えなくなっていて
車通りも極端に少なくなっていた。
めまいを起こしそうなほどの雪の乱舞を見ていると
さきほどのバンコクの熱風はすっかり幻想となって
心の中に埋没して行った。


さあ、少しはリセットできそうかな?
無駄に過ぎていきそうだった2週間の最後に
ほんのちょっとの抵抗。これで私は自分を納得させた。インフルエンザに掛かった!_f0170903_12512412.jpg
by gogoiknosa | 2010-02-05 12:39 | Yayoi